クメールの探求

寺院に絡みつく樹木   NO1


次に

ホーム




カンボジアのクメール寺院に絡みつく樹木


カンボジアは熱帯モンスーン気候で 一年中 ほぼ30度以上か それに近い気候です 

初めてアンコール ワット遺跡群に訪れ  アンコール トムの南大門からバイヨンまでの左右にある巨木 更にタ プロームに訪れ
寺院の建物に絡みつく巨樹の根を見ますと さすが 熱帯気候 それは 水と太陽のおかげで 水 太陽の豊かな地と思いました

 すごい力を持つ 巨樹があるものと

しかし その後 カンボジアの各地に回り アンコール トム 又 タ プロームの様な 巨樹の太い根は どこにも無く 
アンコール ワット遺跡群のみの 特殊なところです


多分 クレーン山からの豊かな地下水が このアンコール ワット遺跡群に湧き出て この様なすばらしい環境が生まれたのでは


プリア ヴィヒア州は 林が多い州で 道の左右に 多くの樹木が茂っていますが 皆 細い樹木です

それは年間の降水量が1.400mmと 日本と ほぼ同じですが 残念なことに 乾季 降雨量は 真に少なく 小さい河は水の流れは無くなり
小さい池も 水は涸れてなくなります  道も車が走ると 砂ほこり舞い 厳しい状態が続きます

結果 樹木は大きく育たないし
種類も 日本の半分ほどしかありません





これから紹介します寺院に絡みつく樹木は 水が豊かアンコール ワット遺跡群と

水が豊かではない 他の州の寺院を紹介します




NO1


水が豊かではないの地 寺院


「コンポン トム州」   「寺院名 N18」


サンボール プレイ クックの寺院に絡みつく樹木

絡みつく 樹木は細い


NO2


水が豊か地 寺院


 「シエムリアップ州」  「寺院名 タ プロム」


アンコール ワット遺跡群  タ プロームに絡みつく樹木



絡みつく 樹木は太い



二枚の画像は クメール寺院に樹木が絡みつく 最も知られている寺院です

但し 二つの点に違いがあります


NO 場所の違い 寺院名  樹木のサイズ  要因
1 コンポン トム州 サンポール プレイ クック遺跡   N18 細い 水が乏しい
2 シエムリアップ州 アンコール ワット遺跡群   タ プローム 太い 水が豊か


この違いは 水の豊かの違い


NO1


アンコール ワット遺跡群

クレーン山から流れ落ちる
シエムリアップ河が北側から
アンコール ワット遺跡群に
豊かな水を運ぶと共に
このアンコール ワット遺跡群は
画像の中央 最も色の濃い所

地下水が湧き出るのでは

黄色いピンで
シエムリアップ河と記載部
標高 36M

タ プローム付近 31M

アンコール ワット付近 25M

北から南にゆるい傾斜地です

画像の緑の濃い地点は
南北 8KM
東西 7KMほどの所です
NO2


タ プローム付近

北側にプリア カーン


シエムリアップ河
アンコール トムの掘

皆 濃い色の所は
樹木が生い茂っている
所です

皆 地下水の恩恵を
受けている所です?

この様に 樹木が茂っている
平坦地は カンボジア中
どこにもありません


アンコール ワット遺跡群は
水には とても恵まれた
所です
NO3


タ プロームから東に
3.360M
 離れた所にある
プレ ループと
その付近

この付近は地下水の
恩恵も無く
カンボジアで一般的に
見られる 風景で
生い茂っている
巨樹はありません
NO4


コンポン トム州

サンボール プレイ クック遺跡群
付近

画像 中央に細長い
色が濃い所が
サンボール プレイ クック遺跡群で
付近と比べて一段 高く
標高 30Mほど

それに対して 西側は20Mほど
東側は25Mほどと
低い

サンボール プレイ クック遺跡群は
一段 高く 水の導入が出来ず
林で 水田は出来ません



今まで 15年間でクメール寺院を およそ550件ほど訪れ その時 収めて画像は これから紹介します 「寺院に絡みつく樹木」は
整理してみると91件の 寺院がありました。 やはり プリア ヴィヒア州が 最も多い [47件」。


NO 州名 件数
1 プリア ヴィヒア 47
2 シムリアップ 33
3 コンポン トム 4
4 バンテアイ メアン チェイ 3
5 ウッドー メアン チェイ 3
6 プレイ ヴェイン 1
合計 91



  次に   ホームに