クメールの探求 砂岩採掘現場 NO1
次に | 戻る |
2014年2月 小生としては 初めての地 タイのカンボジアの国境に近いタイ タケーオ県のダンレック山脈の裾野に砂岩採掘現場があります。
クメールとしては規模は大きく 又 クメールしては少ない傾斜を利用して採掘していました。
その砂岩採掘現場を紹介します。
今までのカンボジア タイ 砂岩採掘現場
NO | 採掘現場 | 状況 | 掘り方 | 深さ | 規模 | 推定 採掘年代 | 所在地 |
1 | プラサート トマ ダップ 付近 | 大きい砂岩を切り取る | 溝を掘る? | 2層ほど | 小さい | 8世紀 | シエムリアップ州 |
2 | クルス アラムロンチン 付近 | 平らな土地 | 溝を掘る | 2層ほど | やや大きい | 9世紀 | シエムリアップ州 |
3 | トマア アンドン付近 | クレーン山の裾野 | 傾斜を利用 | 4−5Mほど | 大きい | 12−13世紀 | シエムリアップ州 |
4 | バン テイトランコン クック | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 11世紀 | プリア ヴィヒア州 |
5 | ダー河 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 大きい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
6 | ベン メリア付近 河 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 12世紀 | シエムリアップ州 |
7 | ベン メリア 付近の林 | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 不明 | 12世紀 | シエムリアップ州 |
8 | コーケー遺跡群内 NO1 | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
9 | コーケー遺跡群内 NO2 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
10 | プリア ヴィヒア | 山頂の平らなところ | 溝を掘る? | 1層 | 大きい | 11世紀 | プリア ヴィヒア州 |
11 | タイ国 東北部 林の中に | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ブリーラム県 |
12 | ワット カオトン ワナラン | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ナコーンラーチャーシーマー県 |
13 | 2号線の横の林 | やや傾斜地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ナコーンラーチャーシーマー県 |
14 | Prasat Phra That Phu Phek | 山頂の平らなところ | 溝を掘る | 1層 | ? | 11世紀 | サノン ナコーン県 |
15 | プノン・プレア・ネットプリー | 山頂部と斜面 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 10世紀 | バンテイ ミエンチェイ州 |
州はカンボジア 県はタイ |
上記の表は 今までに訪れた砂岩採掘現場です
今回 タイ国にて カンボジアの国境から5KMほどの山の傾斜地に砂岩採掘現場がある所を 紹介します。
NO | 採掘現場 | 状況 | 掘り方 | 深さ | 規模 | 推定 採掘年代 | 所在地 |
16 | ラン インタト付近 | 山の裾野を利用 | 溝を掘る 傾斜を利用 | 10層ほど | 大きい | 13世紀 | サケーオ県 |
NO1 砂岩採掘現場は クレーン山の東側にある トマア アンドン付近と 同じく 山の傾斜面を 利用した砂岩採掘で 他で多く見られる 溝を掘り 採掘した ものではありません しかし この採掘現場から 北に500Mほどの 採掘現場では 他で見られる 溝を掘り採掘されている 所もあります (A地点) |
|
NO2 上記の画像の所から 500Mほど 離れた 砂岩採掘現場 溝を掘り採掘 いままで採掘現場で多く見られた 採掘方法 この採掘は ここでは 少ないのでは? (B地点) |
|
NO3 ダンレック山脈の タイ側 サケーオ県に あります。 カンボジアの国境まで 5KMほど バンテアイ チュマールまで 直線距離で25KMほどの 所にあります この採掘現場の 砂岩が バンテアイ チュマールに 使用されたかは わかりませんが この砂岩採掘現場から 近い サケーオ県に 20件ほどのクメール寺院が ありますが 多くの砂岩が使用されているのは サドックコック トムのみで 残り19件は 寺院跡は小さく ラテライト レンガが 使用されています |
|
NO4 ダンレック山脈の南傾斜地 標高 120Mの付近に 砂岩採掘現場があります 「赤字記載」 この付近は山林で 砂岩採掘現場は 多くあると 思いますが 今回は二ケ所を 見てきました 山側 標高 429M 砂岩採掘現場 標高 121M 水田地 標高 85M |