クメールの探求 砂岩採掘現場 NO2 「プラサート トマ ダップ 付近」
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カンボジア タイ 砂岩採掘現場
NO | 採掘現場 | 状況 | 掘り方 | 深さ | 規模 | 推定 採掘年代 | 所在地 |
1 | プラサート トマ ダップ 付近 | 大きい砂岩を切り取る | 溝を掘る? | 2層ほど | 小さい | 8世紀 | シエムリアップ州 |
2 | クルス アラムロンチン 付近 | 平らな土地 | 溝を掘る | 2層ほど | やや大きい | 9世紀 | シエムリアップ州 |
3 | トマア アンドン付近 | クレーン山の裾野 | 傾斜を利用 | 4−5Mほど | 大きい | 12−13世紀 | シエムリアップ州 |
4 | バン テイトランコン クック | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 11世紀 | プリア ヴィヒア州 |
5 | ダー河 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 大きい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
6 | ベン メリア付近 河 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 12世紀 | シエムリアップ州 |
7 | ベン メリア 付近の林 | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 不明 | 12世紀 | シエムリアップ州 |
8 | コーケー遺跡群内 NO1 | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
9 | コーケー遺跡群内 NO2 | 平らな河川 | 溝を掘る | 1層 | 小さい | 10世紀 | プリア ヴィヒア州 |
10 | プリア ヴィヒア | 山頂の平らなところ | 溝を掘る? | 1層 | 大きい | 11世紀 | プリア ヴィヒア州 |
11 | タイ国 東北部 林の中に | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ブリーラム県 |
12 | ワット カオトン ワナラン | 平らな土地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ナコーンラーチャーシーマー県 |
13 | 2号線の横の林 | やや傾斜地 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 11世紀 | ナコーンラーチャーシーマー県 |
14 | Prasat Phra That Phu Phek | 山頂の平らなところ | 溝を掘る | 1層 | ? | 11世紀 | サノン ナコーン県 |
15 | プノン・プレア・ネットプリー | 山頂部と斜面 | 溝を掘る | 1層 | やや大きい | 10世紀 | バンテイ ミエンチェイ州 |
州はカンボジア 県はタイ |
クレーン山 山頂付近の採掘
10年ほど前に このクレーン山で砂岩があり アンコール ワット遺跡群の寺院建設時の砂岩使用の砂岩採掘が行われた所と聞き
現地を訪れ 砂岩を多く見て なるほどと思いましたが
その後 ベン メリア付近の砂岩採掘を見て クレーン山では位置の問題があり 山頂部では砂岩採掘は行われないと思いました
しかし 念のため調べると ニケ所 採掘現場があり それを紹介します
NO1 まさか 現地ガイドさんが鉈を持ち 藪を切り開いて 進むとは |
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NO2 何 この砂岩 確かに砂岩面に 鑿跡が 刻まれています |
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NO3 砂岩を切り開いた 所は 細長く その下が小さい 沢となり 水が流れています |
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NO4 およそ 砂岩の長さは 50Mほどで 砂岩はなくなります 従って採掘も ここまで 感じで 大きな砂岩の塊 50Mほどの その砂岩魂を 幅 2M弱 高さ 3M弱 長さ 50Mほどの 採掘跡では |
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NO5 河底に 溝跡と思える 中央に 溝がありました この溝は 多くの砂岩採掘 現場で見られる 溝 溝は2本 掘り その中心の 砂岩を採掘する 為に エジプト インドの 砂岩採掘は 丸い穴を 連続に開ける |
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NO6 砂岩の採掘が 終わった所 普通の小さい 沢になります |
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NO7 砂岩面 鑿跡 丸鑿 斜めの切り込み |
尚 この砂岩採掘現場は プラサート トマ ダップの北側 約10Mほどの所にあり 採掘された砂岩はプラサート トマ ダップに使用されるために
採掘されたのではと思います リンテル ヨーニ 伺堂内の床面などに使用されたのでは
ここで採掘された砂岩はアンコール ワット遺跡群の寺院には使用されていないと思います
砂岩の採掘された量が少ない
参考 クレーン山 山頂部と中腹と周辺の寺院
クレーン山 山頂の寺院 | |||
NO | 寺院名 | 寺院の特徴 | 様式 |
1 | ダムライ クラップ | レンガ作りの伺堂 リンテル その他 テラコッタの彫刻が多い | コンポン プリア様式 |
2 | プラサート トマ ダップ | レンガ作りの伺堂 リンテル その他 テラコッタの彫刻が多い | コンポン プリア様式 |
3 | プラサット クラクモーム | レンガ作りの伺堂 | コンポン プリア 又 クレーン様式 |
4 | プラサート チュレイ | レンガ作りの伺堂 | コンポン プリア 又 クレーン様式 |
5 | プラサート ネアックタ | レンガ作りの伺堂 | コンポン プリア 又 クレーン様式 |
6 | プラサート アラック | ネアックタのすぐ横にあるレンガ作りの伺堂 | クレーン様式? |
7 | プラサート オーパオン | クレーン山代表する クレーン様式の高い伺堂が聳える小側柱多い | クレーン様式 |
8 | プラサット コーギ | 殆ど崩壊し レンガ作りの側壁が一部残る | クレーン様式と思える小側柱 |
9 | プラサート カーディン スリラップ | 殆ど崩壊し レンガ作りの側壁が一部残る | クレーン様式と思える小側柱 |
10 | スラス。ダムレイ | 象 ライオンの石像 | プレ ループ様式? |
11 | トップ。モハーロシーイ | 水の湧き出しているところに象 ガルーダ デヴァターなど 10世紀 | プレ ループ様式 |
12 | プラサット オ。トップ | レンガ作りの伺堂が1基 10世紀では ヨニーが | プレ ループ様式 |
13 | パオン コークチュン「洞穴寺院」 | 山の斜面に砂岩の巨石がむき出しに その砂岩に人物像が多く描かれています | バプーオン様式 |
14 | プラサット クロル。マーズ | 沢の横にラテライトで築かれた寺院が | 沢の近く バイヨン様式 |
15 | クルス。アラムロンチン | ラテライトを多く積み上げたが 上は長さ10Mほどの平らなところ | 不明 |
その他 | サーム パウィートラーイ「釜跡」 | 釉薬がある陶器が焼かれたところ 陶片が多く有ります | 不明 |
クレーン山 中腹と周辺の寺院 | |||
NO | 寺院名 | 寺院の特徴 | 様式 |
1 | プーンコムヌー | 山の斜面の巨石に 多くのヒンドゥー教の神々が描かれています | バプーオン様式 |
2 | スワイレイ | 周壁 塔門がありますが 未完成の寺院 | プレ ループ様式 |
3 | タ ドン | クレーン山 中腹にレンガ作りの伺堂が1基 リンテルがあります | コンポン プレア様式かクレーン様式 |
4 | ベン メリア | 有名な寺院 | アンコール ワット様式 |
5 | プラサート チャン | ベン メリアの西側にある砂岩の伺堂があります | バイヨン様式 |